
「自分ができないことを、どうやって対処しようとしているか」
私は、自分ができないときは、人に助けてもらいます。
今日、仕事の打ち合わせで、こんなことがありました。
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「業者さんが、なかなか良い提案を持ってきてくれない。」
「こちらが依頼している内容を業者さんが変えてしまう。」
という、若手スタッフからの相談に、私は、
「依頼内容をきちんと説明しないからじゃない?」
と当たり前に答えていました。
それから数日経っても、一向に仕事が進んでいません。
どうなっているの?と不思議に思って若手スタッフに事情を聞きました。
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すると、本当に困っているようで、状況をさらに詳しく教えてくれました。
若手スタッフが、どう説明しても、業者さんが資料を大幅に書き換えてくる。
目的やコストが合わない。
業者さんは、こうしたほうが良いはず、と、若手スタッフの言うことを聞いてくれないのだそう。これでは、どちらが発注しようとしているか、わからない状況ですよね。
ラジオが欲しいという人に、テレビじゃないとだめだ!
自動車を買いに来た人に、ジェット機を買うべきだ!
そんな提案ある?と技術スタッフ一同、笑いが止まりません。
そのとき、アカシックからこんな情報が。
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自分は正しいのに周りが理解してくれない。
この職場は不当。
もっと自分にとって、やりがいのある仕事や職場があるはず。
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その業者さん自身の「仕事のレベルを上げたい」という焦りや不満が、引き起こしている事態のようだ。
業者さんの内面の話。
むしろ業者さんは、周りが自分の期待に応えてくれないことにイライラしている。
こんな風に、自分の中の問題を外側で解決しようとすると、なかなか自分の本質に気付けない。
もし、この状況から抜け出したいのなら、自分の行動を顧みて、解決に向けて内面を探っていく必要がある。
他人を変える必要はないということに気付くと楽になるし、どうすれば幸せかがわかってくる。他人を信頼して任せて、楽に解決することもできる。
解決とは、自分の主張を押し通すことではない。
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でも、それは、こちらには全く関係のないことなので、この若手スタッフには、
「上手くいっている状況を明確に意図」
して頑張ってね。
「どうしたいか」
を先取りしようよ!!
とアドバイスしました。
その後、若手スタッフは、業者さんの提案を楽しそうに読んでいます。なんでこうなるのかは分かったみたいで、自分の依頼内容を説明するときに比較対象として活用しているようです。
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さて、今回の仕事がどうなったか、というと、
何も困っていません。
若手の指導にあたっている技術スタッフは、こうだったらこうするし、ああだったらああする、みたいに難しいことをたくさん言っているけれど、簡単に言えば、
困るイメージが最初からなかった。
用意していた成功の、その中でも最も良いストーリーが実現したようです。
「何をしても、どうなっても、最終的には上手くいく」
という彼の
意図
は今回も強かった。
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私は、自分ができないことは、
できなくていい。
人に助けてもらってやればいい。
頼れるスタッフ達が何とかしてくれる。
と意図している